2024年8月21日
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イベント詳細
開催日 | 2024年10月7日 〜 2025年3月31日 |
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開催場所 | オンライン |
参加資格 | 作業療法士、公認心理師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーなど |
参加費 | 14,300円(税込み) |
定員 | 20名 |
問い合わせ |
心身知を紡ぐ読書サークル 主催ファシリテーター 志村秀実 shimu@cotton.ocn.ne.jp |
申し込み |
ピーティックス Peatix https://trauma-and-body.peatix.com/view |
イベント分類 | その他団体主催 |
開催内容 |
対人支援者同士で学び合うオンライン読書会『トラウマと身体』 ――読書を通じて身体志向トラウマセラピーの基本を学ぶ:全13回 10/7(月) 20:00スタート 【読書会の概要】 いま注目のソマティックセラピーの身体志向トラウマセラピーは、作業療法、理学療法、言語聴覚療法とさまざまな治療場面で応用可能です。 その柱は、以下から構成されます。 ・刺激情報処理の階層性:認知、情動、感覚運動 ・ポリヴェーガル(多重迷走神経)理論 ・自律神経系の耐性の窓 ・心と身体の防衛反応(闘争逃走、凍り付き、解離、社会的交流) ・愛着理論 ・ソマティック/社会的・リソース ・身体に働きかけるスキル 現在トラウマの理解と治療において新しい潮流を生みだしている身体指向アプローチの双璧のひとつ、センサリモーター・サイコセラピー(SP)の日本語で読める唯一の本『トラウマと身体』のオンライン読書会をご案内します。 今回の読書会で取り上げるSPは、感覚運動系を通じて、トラウマが身体にどのように刻まれ、それが認知的および情動的な反応にどのように影響するかを理解し、その影響からの解放をめざします。 そこで今回は、日本でトレーニングセミナーが始まったばかりのSPの古典ともいえる『トラウマと身体』(パット・オグデン著、星和書店、2012)を読んで、トラウマセラピーにおける身体志向アプローチの基本を学ぶ、対人支援者のための読書会を企画しました。 本書『トラウマと身体』では、第1部の理論編で、三位一体の脳、愛着、耐性領域、定位反応、防衛行動、防衛行動システムなどの概念がトラウマに関連してわかりやすく説明されています。 第2部の治療篇では、心身の安定化、トラウマ性記憶への取り組み、社会への再適応援助という基本的3段階にそって、SPが実際にどのように進められるのかが述べられています。 【読書会の意図】 対人支援者の方で、身体志向アプローチに新たに興味関心ある方、学習したことはあるがさらに学びたい方、SPとはどのようなアプローチなのか知りたいという方に、身体志向アプローチの代表的著作を読み、読書会での対話を通して理解を促進し、さらなる学びや支援の現場に活かしていけるようこの読書会を企画しました。 この読書会は、全13回に渡り、1冊を他の参加者とともに、 ・ゆっくりと最後まで読み進められる ・トラウマセラピーにおける身体志向アプローチの基本の理解を深める ・読書会で対人支援に関わる方との相互援助と繋がり、知を共に育む ・新しい視点やアイデアを得ることができる そんな読書会を意図しています。 【課題書籍】 『トラウマと身体 センサリモーター・サイコセラピー(SP)の理論と実践』 パット・オグデン、ケクニ・ミントン、クレア・ペイン(著)、太田茂行(監訳)、 星和書店、2012年、528頁(http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn760.html) 定価6,160円(税込み)(本体価格5,600円) 【日程】 2024年10月7日月曜日~2025年3月31日月曜日 時間:20:00~21:30 基本「隔週」月曜日(1度だけ2週休み:10/21⇒11/11) 10月1月2月3月4月:第1・第3月曜日 11月12月:第2・第4月曜日 第1回目 2024年10月7日月曜日 全13回6か月にわたっての、ゆったりと歩みをすすめる読書会です。 読書会当日までに各自が読み、当日に感想や質問・問いを掲げ、それについて対話をするという形式です。当日までに、該当章を読んでご参加ください。 第1回:10月7日(月)(原著者から日本の皆さんへ、監訳者はしがき、ヴァンデアコークはしがき、原著者はじめに、目次)および、読書会イントロダクション (第1部 理論編) 第2回 10月21日(月) 第1章 階層的情報処理:認知(cognitive),情動(emotional),感覚運動(sensorimotor)の3階層 第3回 11月11日(月) 第2章 耐性領域(Window of Tolerance):覚醒の調整能力 第4回 11月25日(月) 第3章 愛着:二者間の相互調整における身体の役割 第5回 12月 9日(月) 第4章 定位反応(Orienting Response): 何かに注意を向ける意識の働き 第6回 12月23日(月) 第5章 防衛サブシステム:動きをともなう反応と固まる反応 第7回 1月 6日(月) 第6章 適応:行動システムと行動傾向の役割 第8回 1月20日(月) 第7章 トラウマと脳:神経生物学的治療モデルに向けて (第2部 治療編) 第9回 2月 3日(月) 第8章 治療の原理:理論を実践の場へ 第10回 2月17日(月) 第9章 体験の組織化:現在の身体にはたらきかける技法 第11回 3月 3日(月) 第10章 治療の第1段階:安定化のためのソマティック・リソースの育成 第12回 3月17日(月) 第11章 治療の第2段階:トラウマ記憶の処理と成功・克服行動(acts of triumph)の回復 第13回 3月31日(月) 第12章 治療の第3段階:統合とよりよい日常生活 【場所】 ZOOM(参加者にURLをお伝えします) 【読書会1時間半の内容】 1.チェックイン~イントロでの身体神経系調整ワーク。 2.その日のテーマ(章)について、ざっくりとナビゲーターから要約。 3.全体で、疑問点・問いを挙げて、ブレイクアウト・ルーム(3~4名)に分かれて、感想や疑問点をシェア。 4.各ルームで、そのテーマを深く掘り下げるようにお互い知識・経験を話し合って対話や意見交換。 5.その後、全体でその日の収穫をシェア。 【参加条件】 1.対人支援(臨床家・発達支援等に関わる支援者・カウンセラー・セラピスト・その他対人支援)に関わる方で、本書の内容の理解を深めたい方。 2.ZOOMオンラインの使える方。 3.読書会の意図他をご理解いただける方。 4.基本ビデオONで参加、マイクONで発言できる方(参加型のセミナーであり、参加者の安全安心確保のため)。 (勤務時間の都合や、やむを得ない事情の時のみ耳だけ参加可能といたします)。 5.「サークルスクエア」という、無料のグループ運営サービスにメンバー登録いただける方。 【参加費】 全13回読書会参加費 14,300(税込み) 【お申込み】 https://trauma-and-body.peatix.com/view ■ファシリテーター 志村秀実(しむらひでみ) 作業療法士、臨床心理士、公認心理師、SE(TM)プラクティショナー 精神科・内科にて18年間からだとこころのリハビリに従事した後、慢性痛カウセリングオフィスを開業。慢性痛や心身の不調に対して、ストレス・トラウマケアの観点から支援を提供。 ■サポートスタッフ 澤田忍(さわだしのぶ) 公認心理師、ABD(R)ファシリテーター 千葉県鎌ケ谷市で私設のカウンセリングルーム(https://counseling-renew.com/) において、主にトラウマ関連障害に対し、Somatic Experiencingなどの心理療法を提供している。2020年より心理学・臨床関連の読書会を開催。 ■サポートスタッフ 山下達也(やましたたつや) 小児科医 小児・思春期こころの外来や入院病棟にて、不登校や摂食障害、PTSDなどの治療に従事。 関心のあるテーマは、子どもたちへのトラウマ治療、Well-Being、HSC(Highly Sensitive Child)、東洋医学、ヨーガ療法。ライフワークはACEsを減らしTICが当たり前となる世の中にすること。 ■サポートスタッフ 藤野智子(ふじのともこ) 臨床心理士、公認心理師、SE(TM)プラクティショナー 学校、クリニックに勤務。静岡県浜松市の私設のカウンセリングルームではカウンセリングのほか身体志向のトラウマ療法を提供している。趣味では演劇をかじっている。 |
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