東京都作業療法士会は、会員の学術技能と資質の向上に努め、作業療法の普及発展を図り、都民の医療・保健・福祉に貢献することを目的に設立した組織です。
会員は、主に都内に在勤あるいは在住する作業療法士です。会員数は約2,700名で、一般病院、精神病院、厚生施設、児童福祉施設、介護老人保健施設、訪問看護ステーション、就労施設、行政機関などに所属しています。

作業療法士はリハビリテーション専門職の一職種であり、「こころ」と「からだ」のリハビリテーションを実施し、対象者の生活行為の向上を図ります。
対象者は乳幼児から高齢者まで年齢の幅が広く、運動麻痺、精神疾患、認知症、発達障害、難病など、様々な病気や障害をお持ちの方々です。近年は介護予防・健康増進の観点から一般高齢者も対象としています。
生活行為とは、入浴やトイレなどの身の回り動作、家事、仕事、趣味、地域活動など、人が生きていく上で営まれる生活全般の行為をいいます。
これらの行為が行えない原因を、「こころ」や「からだ」の両面から明らかにして、できるようにするために、心理面のサポート、動作練習、環境調整、道具の使用、などを行います。

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